十一面千手千眼観世音菩薩

明王山・普門寺の本尊は十一面千手千眼観世音菩薩像です。

十一面千手千眼観音の座像としては、兵庫県で唯一のものです。
昭和15年に旧国宝指定を受け、昭和25年には国の重要文化財に指定されました。

頭上に頂上仏面、九面の化仏をのせ、体の左右に四十二本の手を持つ吉祥座像の形式。合掌定印を結ばれる多くの手は、その救いが無限で、その方便が無量であることを表現しています。平安時代・弘仁期(810~824)の作、作者は恵辨僧都(けいびんそうず)と伝えられています。

もともと京都高雄山の神護寺に祀られていました。
応仁の乱などの幾多の兵火をのがれ、赤穂の地、普門寺に遷座されてきました。
当時播磨の守護職であった赤松円心が厚く信仰していたとも伝えられています。

毎月17日は、十一面千手千眼観世音菩薩のご縁日です。(法要は13時30分から)

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